『90メートル』
画像
画像
私は願う、あなたの未来を。

映画『90メートル』

母を支える息子と難病を抱えるシングルマザー 近くて、遠くて、愛おしい―母子の絆の感涙物語
3.27fri

        山時聡真 菅野美穂
        南 琴奈 田中偉登 / 西野七瀬
        荻野みかん 朝井大智 藤本沙紀 オラキオ 金澤美穂 市原茉莉 少路勇介
        監督・脚本:中川 駿
        主題歌:大森元貴「0.2mm」(ユニバーサル ミュージック / EMI Records)
        プロデューサー:辻本珠子  藤本款  宇田川寧  田口雄介 共同プロデューサー:岡ひとみ アソシエイトプロデューサー:越當陽子
        ラインプロデューサー:三橋祐也 音楽プロデューサー:杉田寿宏 音楽:Moshimoss
        撮影監督:趙聖來 照明:藤井聡史 美術:松本良二 装飾:八木圭 録音:鈴木健太郎 編集:相良直一郎 音響効果:浦川みさき
        衣裳:阿部公美 ヘアメイク:藤原玲子 キャスティング:東平七奈 助監督:安達耕平 制作担当:矢口篤史
        製作:映画「90メートル」製作委員会 製作プロダクション : ダブ 配給:クロックワークス
        助成:文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会 ©2026映画『90メートル』製作委員会 レイティング:G
第28回ウディネ・ファーイースト映画祭 コンペティション部門 正式出品

こども家庭庁推薦

画像
母のそばにいるか 自分の未来か
画像
あの子が そばにいることが 幸せで苦しい

イントロダクション
Introduction

将来の選択を迫られる息子と難病を抱えながら我が子を想う母 人生の岐路で揺れる親子の愛と絆の物語

人生の岐路に立つ高校生の息子と難病を抱えながら我が子の希望ある明日を願うシングルマザーの揺るぎない愛を綴った感涙物語『90メートル』。直木賞作家・朝井リョウの連作短編小説『少女は卒業しない』で商業長編映画デビューを果たし、『か「」く「」し「」ご「」と「』でも高く評価された新進気鋭の監督・中川駿渾身のオリジナル企画を映画化。母親を看病した経験を持つ監督が、自身と自身の母を重ね合わせてキャラクターを作り上げ、半自伝的映画を生み出した。

母・美咲と2人で暮らす高校3年生の藤村佑を演じるのは、スタジオジブリの『君たちはどう生きるか』で主人公声優の座を射止め、ドラマ「ちはやふるーめぐりー」など話題作への出演で注目を集める山時聡真。東京の大学に進学したい気持ちと母のそばを離れるわけにはいかない状況下に置かれ、将来の選択を迫られる等身大の主人公を体現した。母・美咲を演じるのは、自身も子育て中であり、『ディア・ファミリー』『近畿地方のある場所について』と母親役が続く、菅野美穂。日に日に身体の自由がきかなくなる難病を患いながら、我が子を何よりも思いやる母親を熱演。美咲が利用する介護施設のケアマネジャー・下村⾹織役には、女優として活躍の場を広げる西野七瀬。佑の同級生で、親身に寄り添うバスケ部のマネージャー・松田杏花役を南琴奈が、バスケ部の元チームメイト・⼤平翔太役を田中偉登が演じる。

親子が抱くのは、愛するがゆえに生まれる、真逆で矛盾だらけの想い。息子が下す選択と母の本当の願いが交差するとき、揺るぎない親子の愛が、静かに胸を締め付ける。

画像
画像
画像
画像
画像

ストーリー
Story

小学生の頃からバスケットボール一筋だった佑。

母・美咲が難病を患ったことで、母子家庭で育った佑は高校2年のときにバスケを辞め、美咲の世話を優先せざるを得なくなる。ヘルパーの支援はあるものの24時間体制ではないため、佑が美咲のケアをしながら家事をこなす日々を送っていた。高校3年生になった今、東京の大学に進学したい気持ちはあるが、美咲を一人にするわけにはいかず、常に手元にある呼び出しチャイムの音が、佑の心を引き留める。その看病が一生続くかのように、自分の夢や希望はすべて諦めかけていたが、担任の先生から自己推薦での受験を勧められる。しかし、日に日に身体の自由を失っていく美咲の姿を見ると、上京したい気持ちを打ち明けられずにいた。

そんなある日、介護施設のケアマネジャー・下村からヘルパーの増員により24時間ケアの体制が整ったことを告げられる。我が子の明るい未来を願う美咲は「お母さん、大丈夫だから。好きなようにしていいからね」と優しく声をかけるが──。

画像
画像
画像
画像
画像

キャスト
Cast

画像
山時聡真
藤村佑
Soma Santoki
Profile & Comment →
画像
菅野美穂
藤村美咲
Miho Kanno
Profile & Comment →
画像
西野七瀬
下村香織
Nanase Nishino
Profile & Comment →
画像
南琴奈
松田杏花
Minami Kotona
Profile & Comment →
画像
田中偉登
大平翔太
Taketo Tanaka
Profile & Comment →
画像
画像
画像
画像
画像

スタッフ
Staff

中川駿
監督
Shun Nakagawa

1987年5月13日生まれ、石川県出身。自主制作した短編映画『カランコエの花』(16)はレインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~でグランプリを受賞したほか、国内の映画祭を席巻。現在でも多くの企業や教育機関研修等で教材として、LGBTQの理解促進に貢献している。その後、直木賞作家・朝井リョウ原作の『少女は卒業しない』(23)にて商業映画デビューし、住野よる原作の『か「」く「」し「」ご「」と「』(25)を経て、本作が商業映画として自身初のオリジナル作品となる。

Comment

主人公の藤村佑役を演じた山時聡真君はどことなく僕に似ていて、まるで若い頃の自分を見ているかのように感じることが多くありました。実は、佑と母の美咲は、僕と僕の母をモデルに作っているので、その点から山時君は佑を演じるのにうってつけの人物でした。もちろんそれだけではなく、役に対する真摯な姿勢や素直で明るい人間性に、一緒に作品作りをする仲間としてとても助けられました。

美咲役を演じた菅野美穂さんを一言で形容するならば『圧倒的』でした。菅野さんのお芝居は僕のような若輩者が語るのは畏れ多いほどに素晴らしかったですし、それだけではなく、現場での在り方や、チーム内でのコミュニケーションの取り方など、一流の俳優とはかくあるべし、というのを色々な面から見せていただけたように思います。本作での菅野さんとの出会いが、僕の今後の監督人生に大きく影響していくだろうなと感じています。

本作は僕にとって三作目の商業作品ですが、原作物ではないオリジナルの企画としては本作が初めてになります。なので本作は今後、僕の名刺代わりの作品になっていくことと思いますし、そう受け取られても恥じない内容に仕上がったと思っています。是非、たくさんの方にご覧いただけると嬉しいです。

大森元貴
主題歌「0.2mm」(ユニバーサル ミュージック / EMI Records)
Motoki Ohmori

1996年生まれの音楽家。作詞家・作曲家であり、バンドMrs. GREEN APPLE のフロントマン。Mrs.GREEN APPLE では全楽曲の作詞/作曲/編曲、さらに作品のアートワークおよびミュージックビデオのアイデアまで、楽曲に関するすべてのクリエイションとプロデュースを行っている。その楽曲は、主要ストリーミングサービスにおいて31 曲が総再生数1億回を突破している(アーティスト別単独1位)。2023年「ケセラセラ」、2024年「ライラック」、2025年「ダーリン」にて日本レコード大賞を3年連続で受賞し、史上初となるバンドでの三連覇を成し遂げた。さらに2023年から 2025年まで年間 Billboard JAPAN 作詞家チャート、及び作曲家チャートにて、3年連続となる1位を獲得。ソロアーティストとしては、 2021 年に1st Digital EP「French」、2nd Digital EP「Midnight」を発表。2025年5月に約4年ぶりのソロ作品 3rd Digital Single「絵画」をリリースし、2026年2月24日にソロ活動5周年を記念した1st Mini Album「OITOMA」を発売した。本作へ主題歌「0.2mm」を書き下ろすなど常に新しい音楽表現へ挑戦している。

Comment

映画だけど現実的で、強さのある作品だと思いました。その強さには胸が締め付けられる瞬間もありましたが、それも含めてどうしたらリアルに届くのか、ということを試行錯誤した映画なんだろうなと感じました。多くの人が自分の人生と照らし合わせて自分ごととして感じる部分があると思います。月並みな表現になりますが、とてもとても素敵でいい映画です。

そしてどんな選択にも痛みが伴うということを映画を観て改めて思い知りました。

主題歌をどう書こうかと悩むほどの難しい題材でした。映画を美談にするのも、説教臭くさせるのも、主題歌の影響がすごくあると思ったので、率直に感じたことを、香ってきた、吹いてきた何かを音にすることに尽力しました。ほんの少しだけ風が吹くように、少しだけ背中が押せればいいなという気持ちで作りました。

コメント
Comment

敬称略、五十音順

アインシュタイン 河井ゆずる
お笑い芸人

家族がお互いを思い遣る気持ちとは裏腹に、交差する感情や想いが物凄く丁寧に、繊細に描かれていて、決して派手ではないのに息を呑むようなシーンばかりでした。観る人それぞれが『大切な距離』について考えさせられる作品だと思います。

稲垣来泉
女優

「90メートル」その距離の意味を知って涙が溢れました。葛藤がある中、生きる姿は逞しく、言葉にならない叫びが最後には希望となって歩んでいく。そんな儚く、繊細で素敵な過程を是非スクリーンでみてほしいです。誰かを想う愛と優しさ、佑と美咲の大きな愛が見ている人を暖かく包み込んでくれる作品です。

神田うの
モデル・タレント

どうにもならない現実の中で、命より大切な我が子の未来を願う母の愛。そして、やりたかったことを諦めざるを得なかった息子の想い。物理的に解決しても、母への愛は決して消えないものだと胸に迫りました。双方の気持ちが痛いほど分かり、幾度も涙があふれました。どんな結論を選んでも、親子の絆があるからこそ痛みも伴う。その深い愛に強く共感するとともに、人の優しさや思いやりに心温まる感動作でした。

北川景子
女優

2人を結ぶのは、難病でも、介護でもなく、お互いを思う強い気持ちでした。
親子が互いを思い、苦しみ、共に不安と闘った日々。
ひと組の母と息子の真実の愛の物語。
90メートルの意味を知るとき、温かい涙が止まりませんでした。
今という時を、何のために、どう生きるか。
私はどう命を紡ぐかと、考えています。

坂下千里子
タレント

「やるしかないから、やる。」子供は母の病を当然の様にそれを受け入れる。いや、受け入れるしかないから。部活も高校生らしい遊びもせずに、、、母を思う気持ちだけで。でも母が本当に望んでいる事は、、、。あまり口をきかなくなった息子と母との距離感。話さなくても伝わるの?口うるさくなるのはあなたを想うから。ただそこにあるのは愛だけなのに。伝わっていないもどかしさ。でも、ちゃんと届いているんだね。子供は親を見て大人になる。親は、ずっと子供が心配なの。大きくなってからのあなただって誰よりも愛おしいのです。

菅田将暉
俳優

誰かのせいにすることは簡単だけれど、それをしない潔さ。
この映画からは、そんな作り手の覚悟のようなものを感じました。

暗闇の中で交わされる、母と息子の何気ない会話。
取り繕わない日常が、いちばん深く心に残っています。

また、ふたりの周りには優しい人たちがいる。
映画を観ながら「良かったね〜涙」と親戚のおじさんのような気持ちになったのは、
その人たちの自然な寄り添い方と押し付けない演出の気持ちよさ。
そんなところにも作り手の誠実さを感じました。

そして、エンドロールに流れる大森さんの歌。
まだ今も、頭の中で流れている。
この余韻はしばらく続きそうです。

萩原利久
俳優

俳優山時聡真とっても素敵でした。
誰も悪くないからこその不安や悩み葛藤を、10代の青葉を纏いながら演じる姿に引き込まれました。
自分がさんちゃんと同世代だったら確実に嫉妬します。嘘です。今でもします。
母と子、親元からの自立や旅立ちには色んな形があると思いますが、佑の背中を押したくなる作品でした。
山時聡真と共演してみたくなりました。

益若つばさ
モデル・クリエイティブディレクター

高校生の息子を持つ母として、冒頭から終わりまで何度泣いたことか、、。
母側からの視点、息子側からの視点、友達の視点、色んな感情や間がどれも優しくて苦しかったです。
日常の一つの選択が誰かに繋がり人生を大きく変える。大きめのタオルを持って観てください。

やしろ優
ものまね芸人

母と子。どちらの立場からも深く考えさせられました。
頼れない環境、頼ることの大切さ、その切なさ。
私は児童支援に携わっていて日々「頼ってほしい」と思う立場でもあるので、そのリアリティに胸が締め付けられました。
1人1人の想いがとても丁寧に描かれていてまっすぐ刺さり、最後は【自分自身】と向き合える映画です。

四千頭身 後藤拓実
お笑い芸人

終盤は込み上げてくる涙を止めることができませんでした。

このシーンが泣けるとかではなく一本の映画を通していく中で美咲と佑の感じようとさせることなくも伝わってくる親子の絆が常にあって、その一番大きな絆に引き込まれていって涙を堪えることができませんでした。

全ての時間が無駄のないものなんだなと心から思いました。その大きな絆の中にある友情や青春の絆にも心を動かされます。
今あるもの、今あること全てを大切にしようと再確認させてくれる素晴らしい映画でした。